わきがの発症年齢はどれくらい？男女比率は？女性の方が多いの？

わきがは脇から腐敗臭に近い臭いを発生させたり、服に黄ばんだシミができたりと本人だけでなく、周囲の人にも悪影響を与える厄介なものです。コンプレックスを抱えていることも少なくはありません。わきがの早期治療に踏み込むには発症年齢、原因を知ること、治療法や手術の選択肢などを紹介していきます。

わきがの発症年齢と男女比率は？

わきが発症時期は、思春期の少し前あたりからです。
近年は、昔に比べて食生活などが欧米化したこともあり身体的に成長の早い子どもが多くなっています。低年齢でのわきが発症が多くなっていますので、その場合には親は臭いに気付いたら早期に対処してあげることが大切と言えます。

わきがの発症年齢とは別に、男女比率では男性2女性8と、女性の割合が男性の倍以上なんです。わきが＝男性と思っている女性の方にはショックな情報とも言えます。

女性の方が男性より比率が多い原因としてはアポクリン腺、皮脂腺が多く、更に女性ホルモンによってアポクリン腺も活発化するため、わきがの臭い出やすくなると言えます。

わきがの原因は何？

わきがはアポクリン腺に含まれる臭いの元となる成分（脂質やタンパク質、糖質、アンモニアなど）が皮膚表面に存在する細菌により分解されることで、腐敗臭に近い臭いを発生させます。

わきがの原因は遺伝、食事、運動、ストレス、睡眠不足、飲酒、喫煙などが原因とされています。遺伝は改善しようが無いですが、食事、運動、ストレス、睡眠不足、飲酒、喫煙などを改善することで症状の予防や和らげる効果がありますので、食事や生活習慣の見直しは大切です。

自分自身でわきがチェックする方法です。
・家族にわきがの人がいる。
・耳の中が湿っている。
・服の脇部が黄ばんでいる。
・揚げ物やファーストフードなど脂っぽい食事が好み。
・汗を多くかく。
以上の中で2つ以上当てはまるようであればわきがを疑う必要があります。

自分自身の臭いを知りたい場合には、お風呂でしっかり体を洗ってから、脱いだ服の臭いを嗅ぐことで現状の臭いを知ることが可能なんです。

わきがの治療法と手術

わきがの治療は軽度であれば塗り薬や飲み薬で臭いを防ぐことが出来ます。
塗り薬や飲み薬でも効果が出ないようであれば手術を選択することになります。

近年は脇にボトックス注射をして、一時的にアポクリン腺を抑えることで汗の量を減らす方法もあります。ボトックス注射は完治させるものではないので効果が無くなったら定期的に通う必要があります。

わきが治療法では最も効果があるのが剪除法です。
脇の下を切開した後に裏返してからアポクリン腺を医師が確認しながらひとつずつ切除していきます。医師の技量によりわきがの再発率に変化があることや傷跡が残る場合もあるため信頼のある病院と医師の技量が高い病院を選択することが大切となります。