わきがの症状とはどんな？

自分がワキガではないかと悩んでいる人は意外と多いようです。
しかし、実際にはほとんどが該当せず、該当する場合でも周囲が気付かないほどの軽度なケースが多いので、まずは該当するかどうかと、臭いの強さを確かめてみなければなりません。

自分の臭いが周囲に不快な思いをさせているのではないかと思い悩んでしまう人がいる反面、実際に臭いが出ているのにも関わらず本人が気付かないケースもあります。

臭いというのは常に嗅いでいると慣れてしまって気付けなくなりますので、周囲の人に指摘されたら何らかの臭いを発していることを自覚し、原因に合ったケアが必要になります。

ワキガの原因となっているのは

ワキガの原因となっているのはアポクリン腺です。
一般的な汗はエクリン腺から出ていて、成分のほとんどが水分ですので臭いもありませんが、アポクリン腺から出る汗は白く濁っていて独特な臭いを発します。

汗をじっくりと観察してみてこれらの症状に思い当たることがあれば、ワキガである可能性が高くなります。

症状に悩まされたら

独特の臭いを発するワキガの症状は、閉鎖された空間で周りの人に迷惑をかけてしまいます。
病気として認められているものですので、治療を行う際には保険が適用されます。

病院に行くほどではないが自分でケアを行いたいという場合には、制汗剤やミョウバンが有効です。
制汗剤を使用すると汗の分泌を抑えることができ、雑菌の繁殖も防ぎます。

ワキガは元々アポクリン腺から出た汗が脇の下にある雑菌を分解する際に発せられるものですので、雑菌の繁殖自体を防ぐことができれば臭いはかなり軽減されます。
ミョウバンにもかなり強い消臭効果がありますので、ミョウバン水にして吹きかけると良いようです。

汗の質以外で見分ける場合

汗が白く濁っていて粘り気があり嫌な臭いを発している場合にはすぐにワキガを疑うことができますが、程度が軽くてその時々で汗の状態が異なると判断に迷ってしまいます。

他に見られる特徴としては、耳垢が湿っていたり衣服や下着の脇部分に黄色いシミができている時には要注意です。
遺伝的な要素も指摘されていますので、両親のどちらかがワキガである場合も可能性が高くなりますし、汗をかきやすかったり脇毛の量が多い人もリスクが高くなります。

現在では改善するための治療法が色々と行われていますので、悩んだら専門医に相談するという選択肢もあります。
一人で悩み過ぎないことが大切です。