耳垢がねっとり派はワキガって本当？

わきがについて悩んでいる人は、男女を問わず実に多いと言えます。

現在では、ドラッグストアなどで対策用のスプレーなどを始め様々な商品が販売されており、また医療機関などにおいて治療などを行うといった選択をされる方も多いのだと言えます。

耳垢をチェックしてみよう

そんなわきがですが、実は耳垢の状態によっても判別が可能であるといった報告がされています。

皆さんもご存じのとおり、耳垢には乾いているものと、湿っているものとの二通りに分かれます。
これには汗が関係している事により、その状態に差が出ると言え、一般的に耳垢が湿っているといった状態の方は、アポクリン汗腺といったところから出る汗の量が多い為、湿った状態にあるのだと言えます。

一般的には東洋人よりも西洋人にこの傾向があり、このアポクリン汗腺は耳の中だけではなく、脇の下にもあり、この汗腺から出される汗の成分が腋毛や皮膚などの細菌よって臭いを発するといった事になります。

耳垢だけでは判断は不可？

そして前述した通り、耳垢が湿っている人は一般的にアポクリン汗腺から発する汗の量が多い為に、同じ汗腺が存在する腋の下からの汗の量も多いという事になり、わきがの傾向があると言えます。

しかしこれはあくまで可能性の域を過ぎない話であり、実際には耳垢が湿っているといったタイプの方でも、わきがではないといった方も多くいらっしゃいます。

これには理由があり、耳にはアポクリン汗腺の他にも皮脂腺が存在し、そこからの影響であったり、更には中耳からの影響などにより結果として湿っているといった方もいらっしゃるからです。

この様に、実際には様々な要因が重なり乾いている、または湿っているといった状態へとなる為に、自分がわきがであるかどうかを判断する事は難しい問題であると言えます。
気になる場合には、医療機関などにおいて医師の判断を仰ぐ必要があると言えます。

早めの診断なら病院へ

一般的に、わきがとなる臭いを発する様になるのは、思春期を迎えた第二次成長期以降となります。臭いという観点では、この時期にならないと自分でも、そして周りの方たちも判断が出来ないという事になります。

しかしアポクリン汗腺自体は、幼少期より存在しており、汗の量が多ければこの時点で湿った状態になっています。その為、本格的な思春期を迎える以前に、何らかの対策であったり処置が出来るといった事にも繋がるのだと言えます。

しかし繰り返しになりますが、例え耳垢が湿っていたといっても、それだけで判別出来るといったものではありません。最終的には医師により判別が可能になります。