わきがを気にすると更に臭いが強くなる？悪循環からの脱出方法

日本人は世界的に見ても臭いに敏感な民族なので、腋臭についても過敏に反応する方が多いです。
自分の腋が臭いのではないかと心配している人の中には実際には臭くないのに臭いと思い込んでしまっている方もいます。

重い気持ちからくるニオイについて

このように実際には存在しない臭いを感じてしまう状態を幻覚や幻聴と同じように幻臭よ呼び、酷い場合は精神症として分類され自己臭症というような症状名が付いています。

自己臭症は腋臭を発症している人にも多い症状で自分の臭いがいつも気になって仕方ないというような方がかかりやすい精神的な病気です。

これは過去に臭いについて馬鹿にされたとか相手が親切のつもりでしてくれた臭いの指摘からずっと臭いに気を使うようになったというような、臭いに関して嫌な経験をした人に起きやすい症状で、自分は臭いのではないかと気にするあまり、本当は臭くないのに臭いがするように感じてしまうようになるという精神的な悪循環によって発症するようです。

この症状は精神的なものなので、実際にはデオドラントなどの効果で臭いがしなかったり、すでに手術などで臭いの元を除去したとして自分が臭い気がしてしまうという特徴があります。実際の臭いは関係ないのです。

自己臭症とは

自己臭症にかかった人はちょっとした他人の動作を気にする傾向があります。
例えば数人で部屋にいる時、誰かが窓を開けると自分が臭いから窓を開けたのではないかと思ったり、近くにいる人がせき込むともそれすらも自分の臭いが原因なのではないかと感じる方が多いです。

もし普段そういう事が気になる方は、もしかしたら自己臭症になっている可能性もあるので注意が必要です。

このように自己臭症の方は他人の態度に敏感になることが多く、自己臭症が原因で引きこもりになったり対人恐怖症に発展したりする事もあります。

気持ちを大きく切り替える事が大事

このような自己臭症を防ぐ方法としてはまず臭い対策の商品などを利用して自分は臭わないのだと思えるようにする事から始めてみましょう。
あまりにも気になる場合は病院で手術をするというのも一つの手段です。

自己臭症は臭いを気にしすぎるあまり自分が臭いと思い込んでしまうようになる精神的な悪循環が原因なので、この悪循環を断つようにする事が重要になります。

自己臭症の人は自分が自己臭症であると気付くことが出来ない人が多いので、もし臭いが気になり出したら、恐れず病院に行って実際に数値として臭いを確認してもらうのが良いでしょう。病院で納得のいく診断や治療を行えば幻臭が起きる事も無くなるでしょう。