わきが体質かどうかチェックしてみましょう

わきがは主に、わきの下に悪臭を発生させる体質のことです。
日本人だけでなくどの人種にも見られる体質ですが、遺伝もすることから誰にでも発症する可能性は考えられます。

わきがには症状の程度があり、これは人によって異なります。
そのため自分がわきがであることに気が付いていないという人もいますが、それは決して不自然なことではないでしょう。

わきが体質の人に見られる特徴

人は自分の臭いに気が付きにくいといいます。口臭などもその一例ですが、いつも感じている臭いは感じにくいのです。
これは、他人の家を訪れた際に感じる臭いなどが、住人にとっては無臭に感じることと同様の現象です。

では自分がわきがであるかどうかは、どのようにしてチェックすることができるのでしょうか。
わきが体質の人に見られる臭い以外の特徴があります。耳垢の状態をチェックしてみましょう。

猫のように耳垢がいつも湿っていて、綿棒で耳の中をこすると黄色っぽい色がつく場合は、わきがである可能性が非常に高いです。
通常耳垢は乾燥していて、白っぽい色になる場合が多いですが、わきがの人は必ずといって良いほど耳垢が湿っているため、体質をチェックする際には最も信憑性の高い確認方法だと言えます。

臭いを放っているのはわきだけではない

わきがという名前にあるように、わきの臭いが特徴とされていますが、実は臭いを放っているのはわきだけではないのです。
乳首や性器の周辺などにも臭いを発生させる箇所があり、その臭いはいずれもわきがの臭いと同様です。

わきがの臭いは独特で、汗の臭いや加齢臭などの体臭とはまた違った特徴があります。
例えると鉛筆の芯の臭いに似ているなどと表現されますが、わきに鼻を近づけてそのような臭いを感じた場合は、自分だけでなく周囲にも臭っていると考えて良いでしょう。

周りの人への配慮を忘れずに

体質に対する偏見を持つことは良いことではありませんが、臭いによって人間関係に影響を及ぼすようなことがあってはいけません。
不快な臭いというものは誰にでも存在し、それが一時的なものではなく、継続的に悩まされるような状況では平常心でいられないこともあります。

良いにおいとして表現されるような花の香りや香水なども、人によっては不快に感じたり、長く嗅ぎ続けていることで頭痛や吐き気を感じることもあります。

わきがの臭いも同様に、誰かに迷惑をかけてしまうことがないように臭い対策をとる努力は大切なことです。
そのためにも、自分がわきが体質であるかどうかチェックすることは、周りの人への配慮にもなるのです。