わきがの女性の特徴って？

夏の暑い時期になると気になるのが、体臭です。暑い時期になると、じっとしているだけでも汗をかいてしまうため、汗の臭いが気になってしまうのです。

本来汗は、人間が生きていく上で生理的に備わっている、体温調整のための優秀な機能ですから、それ自体は悪いものでも何でもありません。しかし、臭いがあることで周りから嫌がられることが、怖くなってしまうのです。

特にわきがを持っている人にとって夏は、とても悩ましい季節になってしまいます。
そんなわきがは、男性と女性では少し違いがあります。

思春期のときに発症しやすい

そもそもわきがは、いつ頃発症するのでしょうか。
実は、9歳から15歳頃の思春期の時期に発症するケースがとても多いのです。その理由は、ちょうどその頃は第二次性徴の時期に当たり、汗をかくもととなる汗腺が発達することで、わきがを発症することが多いのです。

特に女性の特徴としては、生理がはじまる時期に重なることが特徴です。
身体のホルモンバランスがそれまでとは大きく変わるため、その影響で発症することが多くなります。ですので、立て続けに身体の変化があるために、親はしっかりとメンタルのケアをしてあげる必要があるのです。

女性に良くあるケースとは

わきがを発症する人の多くに、脇だけではなく、別の部位にも併発するケースが多くあります。わきがの特徴は、汗腺が多く集まる部位に発症するからです。そして女性に特徴的なのは、デリケートゾーンに臭いを発症するケースが多いことです。

特に女性は生理やおりものによって、混合された臭いになることが多くあります。
そのため、普段から清潔にして湿度がたまらないように通気性を良くすることが大事になります。

毛が濃い場合は特に蒸れやすくなりますので、毛を処理するなどのケアも対策のひとつとなります。また、普段の食事を見直して、なるべく動物性のタンパク質を多く摂取せずに、バランスの良い食事を心がけることも重要です。

わきがは遺伝することが多い

わきがは遺伝することが多くあります。両親とも持っている場合は75%、片親だけの場合でも50%という高確率で遺伝すると言われています。そのため、それにあたる場合は子どもの成長期には良く観察して、親が気づけるようにしておくことが大事です。

ただでさえ精神的に落ち着かない思春期に発症することが多いため、親はメンタルのケアと、ちゃんと事実を伝えてどのように対策をしていくか、ちゃんと一緒に向き合っていく姿勢で臨んでいきましょう。