女性の体臭には特有の原因があった！

「体臭」というワードを聞くと、男性の特有の汗臭さを思い浮かべる方が多いと思います。
ところが普段はイメージや香水で忘れがちですが、女性にだって体臭はあるんです。

ただ汗の量が多かったり、ニオイが強い場合には、その体臭の原因には病気が隠れている事もあります。

体臭の要因は、食生活と緊張・ストレス

一般的に食生活と体臭は密接に関係しています。
普段の食生活で体のニオイが作れていると言っても過言ではありません。
肉類、脂肪分、ファストフード、乳製品などを中心にしていると、ニオイが強くなる傾向にあります。

肉類は消化に時間がかかるために体内に吸収される前に、アンモニアなどの強いニオイの原因となる物質が発生してしまいます。
それが汗とともにニオイとなります。ファストフードや保存食などには、添加物が多く含まれているため、ニオイの原因になります。

食生活だけでなく、緊張やストレスなどの精神的な要因もニオイに関係してきます。
ストレスの蓄積は、身体に活性化酸素を溜め込み「ノネナール」という物資を増加させます。若い女性でも、この「ノネナール」を増加させると悪臭の原因になります。

精神的な緊張状態が続くと、胃腸の動きが鈍くなります。
すると消化不良をおこしたり、汗腺をつまらせたりすることで、汗のニオイを強くする原因になります。

女性特有の体臭の原因とは

女性特有の体臭の理由としては、生理中などの生理的な現象も関係してきます。
女性ホルモンは、汗腺や皮脂腺の働きをコントロールしています。
生理前は、女性ホルモンの影響で皮脂の分泌が活発になり、皮脂腺に脂が詰まるため、脂が酸化してニオイが強くなってしまいます。

女性の方々は、自分のスタイルや体重を気にする方が多いです。
食事制限によっても、身体から悪臭を発生させることがあります。

ニオイの原因としては、普段よりカロリーをおさえた食事をすると、基礎代謝が下がるため、エネルギーの燃焼がしにくくなります。
そして、身体の中で乳酸が作られ、この乳酸が汗や尿などで外に出される時にアンモニア臭が発生します。

加齢臭にも要注意！

年齢を重ねると、男性と同じく女性も加齢臭が始まります。
女性は、ホルモンバランスの崩れる閉経前後から加齢臭が発生します。

加齢臭も、精神的な緊張やストレスで体内に発生する「ノネナール」が元にあります。
「ノネナール」は４０歳頃から急に増え始めます。

しかし、加齢臭は年齢や体質だけではなく、自律神経やホルモンバランスを崩す生活習慣の乱れもニオイを強めることにつながります。

病気による体臭も生活習慣病と言えるでしょう。