和食中心で体臭が消える！？食事が身体のにおいに与える影響

体臭を改善するために効果的なのが、実は食生活の改善です。
特に効果的なのが和食で、例えばワキガであっても軽症であれば気づかれない程度にまで消臭することが可能です。

体臭の原因

人間は、年齢を重ねるにつれて加齢臭と呼ばれる嫌な臭いの元になる物質を生産するようになります。
この物質は、体内から分泌される皮脂が変化したもので、活性酸素という物質が増加することが原因です。

活性酸素は、元々は外部から侵入しているウィルスや細菌を防御するという役割を担っているのですが、この内の一部は自身の細胞を酸化させてしまいます。
これにより、過酸化脂質という物質が増加することにより、臭いの元になる物質が生産される様になります。

この加齢臭の原因物質が汗や皮脂と混ざることにより、中高年特有の体臭が発生することになります。
40代以降に徐々に顕著になりますが、それよりも若い世代も全く無関係というわけではありません。

加齢臭の原因物質の生産に関与している活性酸素は、ストレスや紫外線、喫煙、アルコールなどの様々な原因で生産量が増加するからです。

体臭を消すための方法

活性酸素の生産を抑制することにより、加齢臭の原因物質の生産も比例して減少します。
このために必要となるのが、日常生活の見直しです。
ストレスや紫外線などによりダメージを受けてしまうと活性酸素が増加するのですが、これらと全く無縁の生活を送るということは不可能です。

そこで必要となるのが、活性酸素の作用を抑制する働きを持つ抗酸化作用がある成分を補給するということです。
具体的には、ビタミンCやE、さらにポリフェノールという成分に抗酸化作用が期待できます。
つまり、これらの栄養素を多く含んでいる食品を摂取するのが適当ということになります。
そこで、おすすめなのが和食で、加齢臭を消すことも可能です。

和食がおすすめできる理由

戦後、肉類や乳製品の摂取量が増加したことにより、体臭も強くなっていったと推測されます。

これは、高タンパクや高脂質の食品を摂取することにより、皮脂腺の活動が促進されるからです。
また、これらは消化器系にも負担をかけてしまうので、活性酸素も多く生産されてしまいます。

これに対して、野菜や魚中心の和食はビタミンやミネラルを豊富に含んでいるので、効率的な栄養補給が可能です。
さらに、これにビタミンCを豊富に含んでいる緑茶を取り入れると抗酸化作用も期待できます。

これにより、加齢臭の原因物質の生産量も減少するので、結果的に体臭を消す効果につながります。