わきがと多汗症の違いって何ですか？

わきに関する悩みを持っている人は多いものです。
わきがと多汗症はわきの悩みに関係している言葉ですが、まだ違いがよくわかっていない場合は、病院などで相談をする前にこの2つの違いをしっかり覚えておくと話がスムーズに進むので、以下の説明を読んでみてください。

わきがと多汗症の違いって？

わきに関する悩みの内、わきから嫌なニオイがすることをわきがと言います。
わきからのニオイは独特の臭さがあるため、周りの人の反応が気になってしまう人も多く、深刻な悩みになっている人も多い症状です。

ちなみに、わきがは医学的な正式名称では「腋臭症（えきしゅうしょう）」と呼ばれているので、病院で相談をする時にはこちらの名称も一応覚えておくと良いでしょう。

それに対して、多汗症は異常なほど多い量の汗が出ることに悩んでいる人の症状のことです。
多汗症はわきだけでなく、額や手足などで症状が出て困っている人もいますが、わきの汗が多い場合は、汗の量が多いことに悩んでいるだけでなく、洋服のわき部分に汗ジミが出来てしまい、その部分が黄ばむことも悩みとなっていることが多いようです。

主に気になっているのはどちらですか？

わきに関する悩みを持っている人には、主にわきがが気になっていて汗はあまり気にならないという人と、ニオイはそうでもなく汗の多さが気になる人、その両方ともに困っている人など、人によって症状の出方やひどさに違いがあります。

そのため、わきの悩みを改善したい時には、自分はどのタイプなのかを確認しておくことが大切です。

わきがと多汗症は、治すための方法がいくつかありますが、どちらの症状についても改善を期待出来る方法から、主に汗の多さを改善する方法まで様々な治療法があるため、自分がどの部分を一番治したいのかをわかっておくことが、最適な治療法を選ぶことにつながるからです。

病院で悩みを解決しましょう

わきのニオイや汗の多さに悩んでいる人には、それが原因で対人恐怖症などになってしまうケースがあることも関係して、場合によっては保険適用で治療を受けられる場合もあります。

わきがを保険適用で治療出来る方法としては、わきを切開して嫌なニオイの原因となるアポクリン汗腺を医師が手作業で切除していく「剪除法（せんじょほう）」がよく利用されています。
その一方で、病院によっては自由診療となってしまうことがあるものの、手術を受けるといった大掛かりなことにならずにわきの汗の多さを止められる注射による治療なども、仕事を休みたくないなどの事情がある人たちにはよく選ばれています。

わきの嫌なニオイや大量の汗をどうにかしたいという希望があるなら、わきがと多汗症の違いをしっかりと頭に入れてから、悩みの解決ができそうな病院を探し、カウンセリングを受けてみるのがおすすめと言えます。