ボトックス注射でわきがを治すときには副作用に注意して！

夏場になると、汗が出易くなるのでわきがの人は憂鬱になるという人が少なくないです。というのもわきがは汗が強い臭いを放つ症状であるため、汗をかけばかく程に、強い臭いを放ってしまいます。そのためこの症状に悩む人の中には、夏場になると、外に出掛けるのが怖いと感じる人も少なくないです。

わきが生じるメカニズム

わきがの人は強い臭いを放ってしまうため、不潔にしていると勘違いされるケースが少なくありません。ですがあくまで体質の問題であり、毎日きちんと風呂に入っていても、少し汗をかくと臭ってしまうので厄介です。

というのもわきがの症状が生まれてしまう原因は、わきにある汗腺の数の問題だったりします。わきには、アポクリン腺とエクリン腺という2つの汗腺が存在しており、その内のアポクリン腺が多いとわきがの症状を発症してしまうのです。

アポクリン腺は、水分に加え、たんぱく質や脂質、アンモニアも同時に分泌してしまうという特徴があります。なので汗をかくと、それらが混ざり合った強い臭いを放つ事になるのです。しかもアポクリン腺の数は、両親による遺伝により生まれつきで決まってしまうので厄介だったりします。

おすすめ出来る対処法

なのでわきがの症状に苦しんでいる人は、専門医の所を訪れて、何らかの対処法を行うべきです。そして専門医による対処法としては、昔から手術を受けるという方法が存在します。ですが手術を受けるとなると、傷跡が残ったり、術後に痛みが残る等のリスクがあり、簡単には決意出来なかったりするものです。

なので最近では、ボトックス注射による対処を選ぶ人が増えています。
ボトックス注射によるわきが治療であれば、専門医がわきに注射を打つだけなので、傷跡の心配をせずに済み、痛みらしい痛みもありません。しかも短時間で済む上に、正しく治療が行われれば傷も炎症も起きないので、直ぐに日常生活に戻る事が可能です。

治療を行う際に知っておくべき事

そんな専門医によるボトックス注射は、アポクリン腺の働きを抑制するので、わきがの臭いを消す事が出来ます。ただし効果は永続的ではなく、限定的なので数か月するとまた臭いが戻って来てしまうのです。

もっとも基本的に副作用はなく、短時間で済むので、気軽に受けられるわきがの対処法だと言えます。ですがボトックス注射を直接打つので、専門医がきちんと適正な量を打つというのが重要です。

そのため、分量を誤って注射すると、わきに違和感や痛みが生じるといった副作用が起こる危険もあるので、病院を選ぶ際は慎重に行う事をおすすめします。