手術という言葉を聞くと、やはり後遺症が残らないかと不安になるものです。
ワキガを手術する場合でも、後遺症が残る場合があるのでしょうか?
今回は、可能性のある3つの後遺症についてご紹介します。
ワキガを治療することによって逆に臭いが強くなってしまう症状とは
ワキガ治療の後遺症として、臭いが消えないことや逆に強くなってしまう場合があります。手術法によっては、アポクリン汗腺の取り残しが多くなり、臭いが完全に消えないということも多いです。
また、強くなるケースの場合は、医師は否定しますが、臭いが逆に強くなったと訴える人は多いです。臭いの変化があるというケースもあり、人によっては、違う部位の臭いが強くなることもあります。
脇の毛が生えなくなってしまう症状や汗が多く出てしまう症状とは
ワキガの手術の後遺症として、腋毛が生えないということもあります。
女性の場合には永久脱毛となるため、逆に良いという人もいらっしゃいますが、男性の場合、腋毛がないことについて、男性は腋毛を剃ることはあまりないため、腋毛は逆に残したという人も多いため、男性にとって深刻な後遺症となります。
ワキガの手術をした場合、アポクリン汗腺という汗腺を取り除く手術を行うために、脇の下にある汗腺の量が減って、脇の下の汗の量が減ります。一見良さそうな後遺症ですが、その分ほかの部位から汗が多く出てしまう可能性があります。
代謝性発汗といい、代謝性発汗は、神経を傷つけてしまうことで、汗腺の働きが狂い、異常がなかった部位から汗が大量に出ることがあります。
もともと出るはずだった汗が別な場所から出るようになり、手の汗などが多くなり、ものをつかむ際に濡れてしまったり、電子機器を手の汗で壊してしまうこともあります。
ワキガを治療することにより、汗の量が多くなってしまう症状は一生付き合っていかなければいけなくなる可能性があります。
メスを使うことに対しての影響はあるのか
ワキガは外科的な処置が必要となるため、程度には差はありますがどうしても跡が残ってしまいます。
確実に治療しようとすれば、それだけ深く切ることになるため、皮膚の直下にある毛細血管を取り去ることになり、色素沈着がおきやすくなるということもあります。
また、一旦皮膚をはがした状態になり、それを固定して、再度付けることになりますが、処置の仕方によっては適切にくっつかないで、引きつりを起こしてしまう場合もあります。
また、皮膚の浅い位置には、細かい知覚神経があるため、知覚神経を手術によって傷つけてしまうことで、皮膚の表面にしびれや近くの低下を引き起こす場合もあります。
後遺症を引き起こす可能性もあるということを考慮した上で手術を受けることが大切です。
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