漢方で体の中をキレイにしてわきがを退治してみましょう

わきがのケアは様々なものがあります。
ニオイケアはマナーのひとつとも言えるため、外側からのケアだけではなくしっかり体の中からケアしていくことが重要です。

わきがについて

わきがとは、主にアポクリン腺という汗腺から出る汗が原因で引き起こされる独特なニオイを発する体質のことをいいます。

アポクリン腺から出る汗はアンモニアや尿素、鉄分、タンパク質、脂質などの成分が含まれており、これが皮脂腺から分泌される皮脂と混じり合い、皮膚にいる常在菌に分解されることにニオイが発生します。

もうひとつの汗腺であるエクリン腺から出る汗に混じることによって、水分が蒸発するときにニオイを拡散させてしまいます。

改善するためには、デオドラント製品の利用や食生活を改善するなどの体の中からケアしてのが効果的です。

漢方での治療

わきが治療には、漢方薬を利用して治していく治療方法もあります。
手術などと組み合わせたり、軽度の場合にはデオドラントと組み合わせていくなど様々な治療を行えます。

ワキガ対策として利用される漢方薬としては、発汗を調節する「黄耆建中湯」「防已黄耆湯」「十全大補湯」などが代表的です。体の気力が落ちて体力を弱まっているのを改善して水毒を除去する効果の有る「黄耆」が含まれているのが特徴です。

精神的に汗が出てしまい臭う場合には「柴胡桂枝乾姜湯」や「補中益気湯」などが処方されます。自律神経を整える効果がありそこから汗を改善していきます。

飲み方と注意点

漢方薬での治療や体の中から水の循環を改善、つまり発汗の異常の対策が行われます。体が酸性に偏ったり、アポクリン腺にたまるニオイの元の増加を抑える効果があるなどを改善する作用のものを処方される場合もあります。
基本的には発汗異常を改善して、汗を減らすことでニオイを減らしていきます。

漢方薬の基本的な飲み方としては、食前や食間の空腹時に飲んでいきます。
空腹時は胃の中が酸性になっているため有効成分が吸収しやすくなります。

水か白湯に溶かして飲むことが理想的ですが、味が苦手な場合には服用が楽になるゼリーなども販売されているためそれを利用するのもオススメです。

漢方は体の中から改善するには最適です。しかし、完全にわきがに対して対策を立てるには糖質や脂質を減らした食事の改善や規則正しい生活習慣などで体質改善を行っていく必要があります。

また、体を清潔に保つ、衣類はこまめに着替える、汗をかいたら拭くなどの外側からのケアも重要です。