なぜワキガの強烈な臭いを自分では自覚できないの？

夏場のよく汗をかく時期や、冬であったとしてもかなり暖房が効いている暖かな部屋だといつの間にか汗がじっとり額に浮いていたというようなことはよくあります。

その一方で、どこかで何となく臭いがするような気がすると思ったこともあるのではないでしょうか。

臭いに敏感な人と鈍感な人

臭いに敏感な人は、自分がもしかしたらワキガかもしれないと非常に気にすることも多いのですが、そういう人の場合は意外にどうということもなかったりします。

逆に全く鼻が利いていないのか、臭いに鈍感な人もいますから不思議なものです。
人の臭いに対してはものすごく敏感でも自分の臭いには全くと言っていいほど気が付かないという人もいて、そういう場合に実はワキガだったということも少なくありません。

そんな人たちに自覚を促すというのは想像している以上に難しいものです。
家族であれば自覚を促すことも出来ますが、これが他人ともなるとやはり相手を傷つけてしまうのではないだろうかとそんな風に気を使うからです。

自分の臭いに慣れて気づかない！？

人からすればとても強烈なワキガも、本人にとっては何が起こっているか分からないということも少なくありません。
何で周囲の人が何となく不機嫌そうだったり、変な顔をしているのだろうとそんなぐらいにしか思えないものなのです。

自覚がない理由も幾つか挙げられますが、自分の臭いに慣れてしまっているしまっているから気がつけなくなっているのではないかという事が有力です。

ワキガは遺伝も関係しますし、後天的にストレスやその他の環境、脇毛などが多い場合などに雑菌が繁殖しやすいために起こったりもします。
もしも家族にそうした人がいるのであれば、自分もなるかもしれないと思って用心をしておいた方がいいでしょう。

制汗剤などもたくさんありますが、ワキガの人が使うと臭いが混ざってしまってさらに周囲にものすごい臭いを撒き散らしてしまう可能性もあります。

スメルハラスメントをしないために

無自覚な人に対しては、夏だからというように制汗剤などの新商品を一緒に使わないかとすすめながら遠まわしに脇に注意するように促すぐらいが精一杯になりそうです。

今現在はスメルハラスメント、略してスメハラという言葉が浸透してきているように、臭いにも敏感な人が増えつつあります。

指摘してくれる人がいるのであればまだいいのですが、指摘もしてもらえずに自分がワキガだと思うことなく過ごして周囲に迷惑をかけているというのは本当につらいですから、定期的に自分でもチェックしてみるといいでしょう。