わきがを消したいからと強い香水を使うのはNGです

わきがの臭いが気になるからと言って、香りの強い香水を大量に使ってはいませんか？
この方法は、実は日本人のわきが対策としてはNGなのです。

日本と欧米の臭い事情は異なる

そもそも香水には体臭やわきが臭を消臭する効果はありません。
最初からある臭いにプラスして香りを付けるアイテムです。

欧米人などは日本人と比べてもともと体臭が強いとされています。
しかし、欧米では特に体臭は嫌な臭いではなく、その人の個性として考える傾向があるので、香水は体臭にアクセントを与えその人をより魅力的に演出するアイテムとして用いられています。

ところが、体臭への強い嫌悪感を持っている日本人だと話は違ってきます。
いくら香りの良い強い香水でわきが臭をごまかそうとしても、わきがの臭いと香水の匂いが混ざり合うだけでもともとの臭いは消えないので、よりきつい、独特の臭いを生み出してしまい周りに嫌がられる可能性があります。

また、そもそも香りの強い香水自体、日本では好かれていないのもまた事実です。
そのため、日本ではわきが対策に強い香水を利用するのはNGといえるでしょう。

香水よりデオドラントが日本人向け

日本人はそもそもの体臭を嫌うため、どんどん匂いを足すのではなく、まずは元ある体臭をなくしていく方法が向いていると言えます。たとえ良い香りでわきがの臭いをごまかすことができたとしても、それはもともとの体臭以上に強いにおいとなるため、いずれにせよ周りに迷惑がかかってしまう場合があるからです。

ですから、デオドラント剤で消臭、防臭を心掛けるほうが良いと言えます。
強いにおいを猛烈に放っているよりも、無臭のほうが清潔感があり、好感度も高いのです。

香りを付けたいならわきがの消臭をしてから

香りを付けるのがわきがにはNGといっても、やはりいい香りを楽しみたい！無臭は物足りない！という方もいるでしょう。
そういった方も無理していきなり香りをつけて周りからひんしゅくを買うより、一旦デオドラントで消臭しましょう。

わきが臭+他の強い香りではなく、無臭の上にお気に入りの香りをほんのりとまとえば安心ではないでしょうか。

ちなみに、消臭にはスプレータイプやスティックタイプ、クリームタイプなど様々なタイプがありますが、わきがにはクリームタイプがおすすめです。

肌が乾燥するとより皮脂分泌が盛んになり、においが増す原因になることから、わきがの肌には保湿が大切なので、保湿力が高いクリームタイプが良いのです。
また、汗で流れたりするので、なるべくこまめに塗りなおしましょう。