リンパの流れが悪いとわきがの原因になります

気を付けているつもりでも、中々改善がむずかしい「わきが」ですが、その原因は様々で体の外側に垢など不要なものがあるために汗と混じって不快な匂いを出す状態になっている方や、また、遺伝などの先天性のもので匂いが中々取れない方もいらっしゃいます。

リンパマッサージを利用してみる

しかし、それらは完全に解消することは難しいかもしれませんが、気にならない程度に抑えることや予防することが可能であり、改善法の１つとして、日々のリンパマッサージは非常に有効だと考えられています。

体に老廃物が溜まると、免疫機能が劣ってしまったり、血流が悪くなるために新陳代謝が鈍って汗をかきにくくなってしまいます。
その結果、老廃物は徐々に溜まっていき、老廃物を介して体外に出た汗は通常の何倍も臭くなってしまいわきがの原因となってしまいます。

老廃物を改善

老廃物の溜まりはリンパマッサージにより改善することが可能で、リンパの流れを意識しながら１日１回でも構わないので、少し力を入れてさするようにマッサージをすると改善効果が見込めます。

特にわきがでお困りの方は、もちろん脇から出る汗の臭いにお困りのことと思います。
脇のリンパはデスクワークが多くなり、クーラーなどの気温調節機器が発達した現代では非常に詰まりやすい部分です。

親指以外の４本の指を脇の下に入れ、圧をかけ挟みこんでみて、脇に痛みを感じたのであれば、リンパが詰まった状態であることが確認できます。圧をかける程度で痛くない方も、脇の下のくぼみのあたりを揉んでみて痛いようなら要注意です。

大きなリンパ管の流れ的に、リンパ液が流れる方向は主に背中のリンパと腕のリンパを通って脇のリンパへ移動してきます。なので、ここで流れに逆らって腕や背中に向かってリンパマッサージをしたところで、再び脇に戻ってきてしまうので意味がありません。

リンパマッサージについて

正しい脇のリンパマッサージは脇のくぼみのあたりに親指以外の４本の指をあて、乳頭に向かって流していきます。

また、流れているリンパは最終的に鎖骨リンパ節という鎖骨あたりにあるリンパ節に送られ、そこから静脈や肝臓、腎臓などの臓器を通り尿や便として体外へ排出されるので、鎖骨のリンパも外側から内側へ向かってマッサージすると大変効果的です。

また、リンパマッサージをやる際に、水分を多めに摂取することで、流れがスムーズになってさらに効果が期待できます。

老廃物が多く溜まっている場合、最初リンパマッサージをすると老廃物が大量に出るために異臭がいつもよりしてしまうことがありますが、そこで諦めずに続けていくうちにわきがの原因になる老廃物が体外へ排出されるので、段々匂いも納まってきます。