女性なのに強烈なわきがで悩んでいる人のために

強烈な臭いのわきがに密かに悩んでいる女性は多いものです。

中には人に相談できず、人と関わるのが恐怖になってしまう人も少なくありませんが、わきがは原因を知り、対策を取ることで症状を改善させることができます。

わきがの原因

わきがは遺伝や生まれつきの体質といった印象が強いものです。
実際、遺伝で親からその体質が受け継がれるということも多くあるのですが、その体質というのは脇にあるアポクリン腺の数が多いまたは汗腺が大きく分泌される汗の量が多いということです。

私たち人間の体にはエクリン腺とアポクリン腺の二種類の汗腺がありますが、運動や気温が高い時の体温調節で汗をかくのはエクリン腺です。
一方のアポクリン腺は緊張した時や興奮時に分泌される汗で、エクリン腺の汗よりも栄養成分が豊富でドロッとしているため細菌が繁殖しやすく、臭いも強くなります。

汗自体は無臭なのですが、細菌が繁殖することで臭いが発せられます。
そのため、細菌が繁殖しやすいアポクリン腺の汗が多い人はわきがになりやすいのです。

ケアグッズを使うならば選び方は？

程度がそれほど重くなければ、市販のわきが対策ケアグッズで改善させることができます。

しかし、ドラッグストアなどで売っているスプレータイプやロールオンタイプのデオドラントグッズは、強烈な臭いを発するわきがにはあまり効果がありません。
あっても一時的で、すぐにまた臭いが復活してしまうものが多いと思います。

というのは、デオドラント剤はスプレー、ロールオン、クリームタイプの順に効果が高くなります。
クリームタイプで水に耐性の強いタイプの商品の場合は、汗に成分が流されないので長持ちするものが多いです。

そして制汗作用、抗菌作用、消臭作用のトリプル作用が備わったものですと、臭いの原因に作用して効果が得られるので、これらの有効成分が使用されているものがおすすめです。

それでもダメなら病院へ

クリームタイプで有効成分が使用されているデオドラント剤でも効き目がない強烈なわきがでも、病院で手術を受けることで完治を目指すことができます。
その場合は、保険診療ができる医療機関で、医師に診断された場合には保険適用で手術を受けることができます。

主な手術法は剪除法と呼ばれるもので、脇の皮膚をめくりあげてアポクリン腺を一つ一つ除去していく方法です。
医師の目視の元で行われるので、取りこぼしが起きづらいため確実性が高く、再発の可能性も少ない手術として知られています。