木酢液でわきがの臭いを消してみましょう

わきがは臭いのが困ってしまう症状です。
しかし、病気ではなく、体質なのですが、そのポイントがアポクリン腺です。
汗腺（汗が出る部分）が多い、大きいことで、わきが体質になるようです。

臭いの原因

アポクリン腺は真皮の下に2、3ミリの粒で、毛穴の方に開いています。
平均的に日本人のアポクリン腺は1平方センチ1個ですが、強烈なわきがの方は50個ほどあります。

そのアポクリン腺から出る汗は無臭ですが、皮膚に付着している常在菌と混ざり合い、タンパク質が分解される段階で臭いを発生します。
50個の毛穴なら発せられる臭いは相当なものです。

雑菌は、肌がアルカリ性になっている時に繁殖しやすく、酸性の時にはそれほど臭いません。体内に乳酸が増えると、汗の中に尿素とアンモニアが増えます。
汗臭いのもそうした理由ですが、わきがですと、強烈な臭いになります。

臭いを解消するために、デオドラント剤などを使うのも一つの手です。
しかし、肌をアルカリ性から酸性に変えることが、簡単にできるわきが対策になります。
そこで紹介したいのが、木酢酢です。

木酢液風呂

風呂の湯に木酢酢を180リットルのお湯に対して、50ミリリットル程度入れるだけです。
酢酸やフェノール成分が臭いの元を分解するだけではなく、肌も酸性になり、殺菌作用は抜群です。

それだけで、常在菌を減らすことができ、体臭もなくなります。
今日の臭いを消すだけではなく、1週間ほど続けると発する汗の質も変わってきます。

木酢液で脇を拭く

少し薄めた木酢液を含んだタオル等でサッと脇を拭くだけでも効果があります。
デオドラント製品に負けない殺菌作用で、肌に優しいです。木酢液だけではなく、酢も有効ですし、レモン水もさわやかな香りを残し、気分も良いです。

木酢液とは、炭を作る際に出る水蒸気を冷やして、液体にしたものです。
成分は木タール・酢酸・メタノール・アセトアルデヒド・アセトン・フェノール等200種類以上にもあります。

人前に出るのがいやなったり、指摘されることが傷つくことも多いわきがですが、木酢液（ミョウバンなども有効）などを利用することで、市販品ではなく、安全で安心な対策を講じてみましょう。

ただ、木酢液にも種類があり、純正なものがより効果があるとされていますから、製品の品質には注意してください。
そして、体に異常があったりしたときには、必ず医師に相談をして、使用を中止することも念頭に使用してください。