先ずは、わきがを悪化させる性格を治しましょう

わきがの独特の臭いはアポクリン汗腺から出る汗に含まれる成分と、皮膚の常在菌が混ざることで発生します。アポクリン汗腺は、自律神経の内、交感神経の作用に大きく影響されます。自律神経はストレスや物の考え方に左右されることが多いため、わきがと性格の間には深い関係があると言うことができます。

わきが改善を目指すのであれば、自分の性格を見直してみるのもひとつの方法です。生真面目な人、優しい人、他者からの評価を気にし過ぎる人などは特に気をつけて下さい。

わきがとは

腋の下から鼻を突くような、ツンとした、独特の臭いがするのがわきがです。
その原因は、アポクリン汗腺から出てくる汗にあります。この汗腺から出る汗には、様々な物質が含まれています。

一方、腋の下などの皮膚には常在菌が存在しています。
よってアポクリン汗腺から汗をかき、その中に含まれている物質と皮膚の常在菌が混じりあうと発生するのが、わきがの独特の臭いです。

ですからわきが対策としては、皮膚を清潔に保ち常在菌のバランスを整えること、またアポクリン汗腺からの発汗を抑えることが望ましいです。

発汗と性格の関係

発汗は自律神経によって調節されています。自律神経とは交感神経と副交感神経からなる神経で、人間の意思が及ばない部分の体の働きを担っています。アポクリン汗腺はこの内、交感神経によって調節されています。

つまり交感神経が優位になるとアポクリン汗腺も活発になり、発汗量が多くなるという具合です。そして自律神経は、物の考え方、そこから来るストレスに対して非常に弱いと言う性質を持っています。

たとえば生真面目な人が、そうでない人を見て苛々したり、優しい人が、他人が困っているのを見て心を痛めたりすると、それによって自律神経が乱れ、アポクリン汗腺が活発になることもあり得ることです。

また他人からの評価を気にするあまり、緊張したりすると交感神経は優位になるので、やはりアポクリン汗腺が活発になりやすくなります。

このように一見、無関係とも思える発汗、わきがと性格の間にも、実は深い関係があります。ですからわきがを改善したいと言う場合は、性格を見直してみるのも良い手段です。

リラックスを心がける

しかしそうは言っても、性格をなおすと言うのはなかなか大変なことです。また生真面目、優しいと言う性格は素晴らしいものですし、誰だって多かれ少なかれ、他者からの評価は気にするものです。
ですから重要なのは、そこから来るストレスをいかに軽減させるかということです。

そこで効果的な対策として挙げられるのが、深呼吸をするという方法です。
呼吸と自律神経にも深い関係があり、深く呼吸をすることはリラックスにより副交感神経の調整に効果が期待できるとされています。

ですからストレスを感じた時、感じそうになった時には意識して深く呼吸するようにすると、交感神経が優位になるのを未然に防ぐことが期待できます。