それ「悪い汗」かも！？汗の質と汗の匂いには関係があった！

あなたは汗を掻いたときに人から汗臭いと言われたことはありますか?
夏の暑い時期などすそわきがが出来て、まわりに怪訝な顔をされた経験をもっている方もいらっしゃるかもしれません。

すそわきがで悩んでいる方の中には汗が臭いのは当たり前だと思っている方もいるかもしれませんが、それは間違いです。

汗の中にも臭い汗と臭くない汗があるんです。
これから汗が臭くなる原因とその対策法を紹介します。

汗が臭くなるのは運動不足が原因?

汗を掻いて臭くなる人と臭くならない人の違いはズバリ、運動の習慣があるかないかの違いです。

普段運動をしない人の汗腺には皮脂や老廃物が溜まっています。
そんな人が汗を掻くと、皮脂や老廃物が汗に溶け込んでしまいます。
皮脂や老廃物が溶け込んだ汗は雑菌にとって繁殖するのにとてもいい環境です。

雑菌は汗のなかで瞬く間に繁殖していきます。
そしてその雑菌が悪臭を放ってすそわきがの原因となるのです。

一方、普段から運動をしている人は、汗で頻繁に皮脂や老廃物を洗い流しているので雑菌が繁殖しにくく、よって汗を掻いても汗臭くなりません。

汗腺に皮脂や老廃物が溜まっているかいないかが、臭いのする人としない人の差を作っているのです。

突然の運動は逆効果!臭さを解消する運動とは

運動不足が汗臭さの原因であることは解りました。
しかし、だからといってすそわきがの対策に突然運動を始めるのも臭いの解消するには逆効果になってしまいます。

普段運動しない人が急に運動をすると、乳酸が体内で生成されます。
この乳酸がやっかい者で、汗の悪臭の原因であるアンモニアと結合し、より一層悪臭を強めてしまうのです。

ではどうすれば臭いを発さず、効果的に汗を掻くことが出来るのでしょうか?
それには有酸素運動が効果的です。

有酸素運動は筋肉に負荷を掛けずに体脂肪を燃焼させる運動です。
エアロビやウォーキングなどが有酸素運動にあたります。
筋肉に負荷を掛けないことで、乳酸を生成されず汗臭さを押さえて汗を流すことが出来ます。

汗腺を鍛えて効率的に汗を掻こう!

しかし運動をするにしても時間がない方もいますよね。
そんな方には対策法として、汗腺を鍛えて汗を出しやすい体を作ることをお勧めします。

汗腺を鍛えるには半身浴が効果的です。
湯船ににみぞおち位の高さまで熱めのお湯(42度程度)を入れ、手足を湯に浸けて15分ほど浸かります。どっと汗が出てきて、老廃物が汗腺から出てきます。

お風呂から出た際は、体を冷やさないように気をつけて下さい。
せっかく開いた汗腺も寒さのせいできゅっと締まってしまいます。

暑い時期はクーラーを付けず、うちわなどで軽く涼む程度にすると開いた汗腺を締めずに保つことが出来ます。

汗腺を鍛える習慣を続ければ、サラサラした汗が出るようになり、汗臭さからさよならできますよ。