脇の臭い人の対策法

脇の臭いはそのままにしておくと周囲にも迷惑をかけてしまいます。しかし、間違った対策を続けているとより臭いが酷くなることもあるため、正しい対策を行う必要があります。

洗い方を見直す

脇の臭いが気になるからと入浴時に脇の下をゴシゴシとこするように洗ってしまうと皮脂の取り過ぎになってしまい、反対に皮脂分泌が促され臭いが強くなる事があります。
脇の臭いがきになる時には、洗顔と同じように石鹸を泡立てて、たっぷりの泡でおさえるように洗います。

香り付きのボディソープよりも弱酸性の石鹸で洗ったほうが効果が期待できます。
また、ピーリング石鹸もあります。

ピーリング石鹸は、こすらずに毛穴に詰まった汚れを落とすことができます。
種類によっては、美白効果のあるハイドロキノンが配合されている物もあり、脇の黒ずみが気になる時にも有効です。

ピーリング石鹸などは、毎日使うのではなく、週に2回や3回取り入れるだけでも対策として有効です。石鹸で洗った後には、成分が残らないようにしっかりと洗い流すことも重要なポイントです。

制汗剤や汗拭きシートを使用する

汗拭きシートでこまめに脇を拭くことも有効です。
洋服に臭いが染み付いてしまうと洋服から臭いが出るようになってしまうため、なるべく洋服に臭いが染み付く前に拭き取ることです。

トイレに行った時などに定期的に拭き取る癖をつけることです。

また、手軽な脇の臭い対策は、制汗剤を使用することです。
様々な種類が販売されていますが、脇の臭いがきになる場合には、殺菌作用や消臭作用に特化したタイプを選ぶようにします。

ただし、制汗剤は手軽に使用できる反面、一時的な効果しか得られないため、1日に何度も使用することになります。さらに、汗を拭き取らずに制汗剤をつけてしまうと臭いが混ざってしまい、より酷い臭いになることがあります。
そのため、汗拭きシートで汗を拭きとってから制汗剤を使うように心がけます。

治療を受ける

それでも、臭いが気になる場合には、病院で対策してもらう方法があります。
その1つがボトックス注射です。ボトックス注射は、多汗症の治療に使われる方法ですが、脇の臭い対策として、治療を受ける人もいます。

ボトックス注射は、薬剤であるボトックスを注射することで、汗腺の働きを弱めるものです。汗腺の働きを弱めることで、汗の量を減らすことができるため、結果として臭いを抑えることができるようになります。
ただし、半年程度の効果のため、気になるようになったらまた注射を受けることになります。