耳垢が湿っていると絶対にワキガなの？

#前書き

ワキガになる原因

ワキガになる主な原因は遺伝です。
ただ体質を遺伝していたからといって必ずしもにおいが発生する訳ではなく、正しい対策をとればにおいを和らげることは可能です。
耳垢が湿っている人はワキガ体質といわれますが、これはにおいの原因であるアポクリン腺が存在していることの証明になるからです。

そもそもワキガになる仕組みは、アポクリン腺という汗腺から出る汗が分解される時に発生するにおいで、このアポクリン腺が多い人がなりやすいと考えられています。

一般的に耳垢が湿っているなどの体質を遺伝していた場合には、脂っこいものや肉、牛乳やチーズなどの動物性のタンパク質など、アポクリン腺を刺激する食べ物を摂取すると、アポクリン腺から分泌せれる汗が増えて強いにおいが発生してしまいます。

またストレスを感じると汗腺が刺激されてアポクリン腺から汗が分泌されてしまうので、においが強くなってしまいます。

ワキガのセルフチェック

自分がワキガかどうかを知ることは意外と難しいことです。
なかなか他人に対してにおいがあるかどうかを伝えることは難しいので、自分でチェックすることが必要になります。

よく知られているのが、耳垢が湿っているかどうかですが、普段乾いた耳垢の人でも汗をかいた後や入浴後などには湿った状態になることもあるので、調べる際にはあくまでも普通の状態の具合で判断する必要があります。

そのほかにも耳垢が臭い場合も、アポクリン腺が関係してにおうこともあるので、判断手段といえます。

においを改善するための対策

ワキガを根本的に改善するには、皮膚科や美容外科での手術しか治療法はありません。

軽いにおいの場合には、食生活を改善したり市販の制汗剤などで解消することも可能ですが、脇を清潔にするだけでは根本的に防ぐことはできず、洗い方を間違うとよけいににおいが強くなることにもつながりますから、正しい洗い方やケアの方法を知ることが大切です。

においの原因はアポクリン腺から分泌された汗に雑菌が繁殖することで起こりまるから、肌を清潔に保ち、雑菌の繁殖を防ぐことのできるものを使用する必要があります。

ただにおいが強い場合には、このようなケアでは除去することができませんから、手術によってアポクリン腺を取り除くことが一番の方法です。

現在ではレーザー治療やボトックス注射、電気分解法などさまざまな治療法が確立されています。

効果や持続性には個人差があるので、治療できるクリニックを調べてきちんとカウンセリングを行ってから決めることが大切です